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【過積載防止対策】ダンプ積込み高さ計算方法

overload-prevention-measures
積み込み可能な高さの計算式

(最大積載量÷単位重量)÷ダンプの面積=積込み限界高さ

ダンプの積載管理ってどう計算するんだっけ。

土砂搬出の管理がわからない!

この記事を読んでわかること
  • 過積載防止対策の重要性
  • ダンプの積込み高さの計算方法
  • 過積載防止対策の書類作成

初心者にもわかりやすく説明します。

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過積載とは、

ダンプやトラックなどに、定めされた重量の限度を超えた物(建設資材や建設機械)を運搬することをいう。

以下の2つ場合が過積載に該当します。

1.最大積載重量の超過(道路交通法違反)

道路交通法では、道路運送車両法及びその保安基準に定める積載貨物の最大限度を超えて運転してはならないと規定しており、これを超えた場合は道路交通法違反となります。

なお、最大積載重量は、車検証に記載されている値であり、ダンプや大型トラックで 10t程度です。

2.車両総重量の超過(道路法違反)

道路を通行できる自動車の総重量の最高限度は、道路法及び車輌制限令に定められております。

道路を通行できる自動車の総重量の最高限度を超える自動車を通行させる場合は、道路法違反となります。

なお、最大総重量は、軸距(ホイールベース)に応じて 20tないし 25tとなっており、軸距が短いダンプなどでは 20tです。

罰則

過積載をした場合、道路交通法や貨物自動車運送事業法などの法律に基づいて、

罰則の対象は、運転者だけでなく、運送事業者、荷主にまで及ぶことがあります。

過積載の割合違反点数反則金・罰則
5割り未満2点3万円
5割り未以上10割り未満 3点4万円
10割り以上 4点6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
罰則 早見表

過積載防止対策の手順

1.積載物の単位体積重量を求める。

STEP
土砂を詰め込む容器を準備します。

筆者はいつもペール缶で行っています。

STEP
その容器の容積を確認します。
ペール缶(円柱)の容積の求め方

半径×半径×3.14×高さ=円柱容積

上記の式にペール缶(20ℓ)寸法を当てはめると、

容積は=0.18×0.18×3.14×0.36=0.0366㎥ になります。

写真に収めることを忘れずに。

STEP
容器いっぱいになるまで土砂を詰め込みます。

積載する土砂が砂質土とします。

容積を測ったペール缶に砂質土を入れて、重さを計測します。

ここで注意するのが、容器に詰め込む際は転圧などの行為はしないこと。

積込み時の土砂の状態を再現したいため。(ほぐし土量というやつです。)

STEP
体重計で重さを計測します。

体重計で容器の重さをあらかじめ0セットし、土砂のみの重さを測ります。

重さは3回測りその平均値を容積重量とします。

ここでは平均容積重量40kgとします。

写真に収めることを忘れずに。

STEP
やっと単位重量を求めることができます。
単位重量の計算式

平均重量 ÷ 容積 = 単位重量 (t/㎥)

(平均重量) 0.04t ÷ (容積) 0.0366㎥ = (単位重量) 1.093 t/㎥

重量は(kg)ではなく(t)で計算します。

ここで求めた土砂は、1㎥あたり1.093tありますというのがわかりました。

2.積載する車両の荷台寸法を確認

現場に新規入場してきたダンプの荷台寸法を確認します。

ここでは仮に W=2.2m ・ L=5.3mとしましょう。

写真に収めることを忘れずに。

面積の計算

幅(W)×延長(L)=面積(㎡)

W(2.20)×L(5.30)=ダンプ面積 (11.66㎡)

3.最大積載量の確認

次にその新規入場してきたダンプの最大積載量を確認します。

車検証見本
車検証のサンプル画像

車検証の右上の「最大積載量」という部分に注目るすると、そのダンプの積載可能な重量が記載されています。

ここでは、仮に8600kgとします。

4.積込み可能な高さを計算

次に積込み可能な高さを計算します。

積込み可能な高さの計算に必要なデータをまとめます。

  1. 積み込む土砂の単位重量
  2. 現場に来たダンプの面積
  3. 最大積載量
積込み可能な高さの計算式

(最大積載量÷単位重量)÷ダンプの面積=積込み限界高さ

(8.6÷1.093)÷(5.3×2.2)=0.675m

重さの計算はトン(t)で行うことを忘れずに!

このダンプの最大積載量8600kgまで積み込むには、この土砂は高さ675mmまでということがわかりました。

この現場では、積載高さをH=650㎜に設定し土砂の搬出作業を行います。

5.積載ラインの貼り付け

積載ラインの決定

ダンプの荷台に積載ラインをわかりやすく貼り付け完了。

写真に収めることを忘れずに!

過積載防止対策資料の作成例

過積載防止対策の手順を踏み、単位重量やダンプの荷台寸法など撮影した写真を別途アルバムを作成します。

 

私は、下記のフォーマットで資料を作成し管理しています。

過積載防止資料
overload-prevention-measures

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